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KAIRINJUKU NEWS  開倫塾 1992年 12月号

受験生は最後の追い込みを

開倫塾 塾長  林  明夫

 2学期の期末試験が終了したと同時に、大部分の受験生は希望校合格に向けての最後の追い込みに例年入ります。そこで今回は、最後の追い込み勉強のコツをお伝えいたします。

1.悩む時間をできるだけ短くすること
 「どこの学校を本命で受験しようか」からはじまって、「この学校は今の成績で合格するのか」、「他にどこを受けておこうか」、 「なかなか成績が思うように伸びない。どうしたらよいか」、「○○という科目の○○という分野がよくわからない」、「何から手をつけていいかわからない」、「最近友だちの○○さんとの仲がうまくいかない。どうしたらよいか。」等々、受験生の悩みはつきません。いくらでも悩みの種はあります。学校で成績の一番の子ですら、二番になるのではと、悩んでいることもあります。
 ある程度悩むことは仕方のないこととは言えますが、悩む時間は勉強をしない時間を意味しますから、長く悩むことは長く勉強をしないことを意味します。悩む時間が長ければ長いほど、勉強する時間が短くなり、他の勉強に集中している人にどんどんおいつかれおいぬかれることを意味します。
 ですから、受験生にとって悩む時間が長いことは成績を下げることを意味しますから、できるだけ悩む時間をとらないように努力する必要があります。「悩む時間は30分までにすること。いくら悩んでも成績は上がらない。悩むヒマがあったら机に向かうこと。」をおすすめします。
 友だちで悩みごとばかり言う人にも、このことは教えてあげて下さい。きっとよろこばれます。
 ※もし本当に解決できない悩みがあったら、学校や塾の先生、カウンセラーの先生、精神科のお医者さんを気軽に訪ねて下さい。ベテランの先生ならきっと相談に乗って下さいます。ただ、くれぐれも言っておきますが、受験生の悩みの大半は、成績を上げることで解決します。そのためには、何が何でも合格してやろうという気構えのもと、悩んでいる時間など1秒でも少くして、長時間勉強する以外はありません。やるしかないのです。

2.気力を充実させ長時間勉強すること
 受験勉強に最も必要なことは、長時間、できるだけ長く気力と体力のつづく限り勉強をするということです。勉強時間は長ければ長いほどよいことは、あたりまえです。
 同じくらいの成績の人が、みんなほぼ同じ学校を目指しているのですから、本当の意味での競争となります。絶対合格してやるんだと気力を充実させ、朝おきてから夜ねるまで必死に勉強してはじめて受験生です。気力がゆるみなまけて勉強しない人は合格できないことも常識です。勉強しなければならないときに、気がゆるみカゼをひき熱を出すのは、「健康管理ができない」のですから実力不足です。カゼをひかないように気をつけるのも「実力」のうちです。
 受験勉強に頭の良し悪しは関係ありません。「私は頭がよくないからダメだ」と思った瞬間に合格は他の人のところに行ってしまいます。受験勉強に必要なのは、「絶対に合格してやる」という「気力」と「長時間勉強できる」だけの「体力」だけです。「体力」などなくても、「気力」だけで勉強はできるとも言えます。「気力」は「執念」とも言い換えられます。何が何でも合格してやるのだという強い「執念」をもち、「気力」を充実させることこそが合格に値する「長時間の勉強」を可能にします。
 土曜日、日曜日、学校が早く終わる日、つまり学校に行っている間を除くすべての時間は受験勉強にあてることです。眠る時間を1、2時間短くしてでも長い時間勉強することです。
 TVを見、パソコンや長電話、マンガにうつつを抜かしているようでは長い勉強時間は確保できません。悩んでいるヒマなど一切ないのが受験生です。

3.12月からは入試問題を毎日大量に解き入試問題に慣れること
 この時期になって参考書を1ページから勉強しているようではいつまでたっても入試での得点力はつきません。教科書や参考書や、やさしい項目別問題集は、よほどできの悪い不得分野に限るべきです。
 12月の期末試験明けから入試直前までやるべきことは、全国の昨年度、一昨年度の入試問題集を毎日大量に時間をくぎって解くことだけです。書店に行けばならべきれないほどこの種の問題集は売られていますので、お金をおしまず、各科とも毎週1冊位買い求め、どんどん終わしていくことが大切です。
 高校入試の受験生なら、各科ごとに北海道から沖縄まで昨年の県立高校入試の問題を12月中に終わすことが得点力をつける最も手っ取り早い方法です。
  間違った問題には問題番号の上に赤で印をつけておき、1月に入ったら赤印のついた間違った番号の問題のみやってみることをおすすめします。これだけで偏差値が5〜10上がる受験生が毎年何十名も出ます。
  県立高校の問題がとき終ったら、私立高校の問題集に1月いっぱい立ち向かって下さい。難問が多いので参考書や辞書を総動員してもいいですからやってみて下さい。おどろくほど力がつきます。
 首都圏の受験生約20万人はこんな難しい問題を解くことができることを感じて下さい。この差を高校3年間でうめないと首都圏の大学には入れないのです。高校入試の勉強は、実は大学入試の勉強に直結しているのです。高校入試の受験勉強をいかに充実してやったかで高校入学時の学力が決まります。単願やすいせん入学が決った人、私立高校入学が決った人も3月中旬まで、一般の受験生と同じだけ受験勉強をしないと高校入学時の学力を高く維持できず、一所懸命3月中旬まで机に向かっていた人においつき、おいこされてしまいます。

 以上が受験勉強の追い込みのコツです。「悩むことなく」「気力を充実させて長時間」「昨年全国の学校で実際に出題された問題を大量に」勉強することが合格のコツです。是非今日からすぐに実行して下さい。

開倫塾を最大限活用して下さい。

 家で勉強することが苦手の人は開倫塾で正式の授業がない時間や曜日でも、気軽に開倫塾を自習室に使って下さい。学校が終わったらすぐに開倫塾に来て勉強をはじめ10時過ぎまで勉強をして下さい。開倫塾では受験生の皆さんが十分勉強をして実力をつけ合格してくれることが最もうれしいことです。開倫塾を十分活用して下さい。
 (自習のルール)
@担当の先生に予め許可をもらうこと。
A使用していない教室で、担当の先生が指示した教室を使用すること。
B先生の指示通り自習すること。していいのは受験勉強だけ。他人の迷惑になる行動をする人は一切お断りします。(即刻退室を命じます。)
※教室使用についての費用は一切頂きません。使用は塾生に限ります。

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